2014年11月13日木曜日

桜×鯰3 東堀切の家

 桜×鯰3棟目となる「東堀切の家」が、先日上棟を迎えました。このブログでは、現場の進捗状況はもちろん、桜×鯰で一緒に考えつくる家づくりを発信します。今回は、「番付」と「建方」についてお伝えします。

01.番付 奈良県吉野編
 東堀切の家では、奈良県吉野の木材を使っています。
 1022日(水)、東堀切の家を担当する桜×鯰の5人で奈良県吉野の阪口製材所さんに伺い、天然乾燥されたスギ、ヒノキに番付をして来ました。

■番付とは?
 完成時に家の中で現しとなる木の構造材(柱やはりなど)に、家のどの場所に、どの向きで使うのか番号を付けていくこと。

番付の様子
桜×鯰  (安井(左)・岸本(右)

 木材はひとつとして同じ材がないため、産地まで足を運び、ひと手間かけることで、家の中でいつも見える場所にきれいな材を使うことができます。


02. 建方
 9月から、解体、地盤改良、基礎工事、土台敷と現場は着々と進み、117日(金)、秋晴れの中無事に建方を行い、桜×鯰3棟目が上棟しました。

■建方とは?
 通し柱、管柱、はり、桁、束などの構造材を組み、家の骨格をつくること。また一番高い場所で家を支える棟が組み上がることを「上棟」という。

吉野のスギ(柱と化粧梁)・ヒノキ(土台)
吉野スギの落とし込み板壁

 家の骨格が完成する建方は、設計・施工者だけでなく、建主さんにとっても家づくりを肌で感じて楽しめる時間です。上棟式では建主さんをはじめ、参加されたみなさまに木の家を体感し、喜んで頂きました。

桜設計集団 加來千紘

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